|
イスキアヴァカンス、今年で6回目。回を重ねる度、いつも出発前に思うのは「行きたくな〜い!」という事(^.^;。8月中旬のハイシーズンはどこも一杯!だから他の時期に遠出して、この時期は近場のイスキアで過ごそうと決めているけど、やっぱり毎年毎年同じ場所というのは、何となく味気ないような気分になるのだ。旦那はヴァカンスの王道『ただひたすらにリラックスするのみ!』というポリシーの元、毎年のこのイスキアヴァカンスを非常に楽しみにしているのであるが、好奇心旺盛な私は、他の場所にも行きたくなるのである。
「ポジターノにも安いホテルはあるし、今年は近場でもコスティエーラ周辺にしたい! イスキアはまた来年でもいいじゃない?」と、いつもいつも同じ事を言って、旦那に結局は説得され、半分イヤイヤでイスキアに出かけるのだが、イスキアという場所は非常に不思議な所で、出発前はそう思っていても、一度島内に入って、のんびりした雰囲気を体全体で感じてしまうと「あ、やっぱり来て良かった!」と思い、そして帰る頃には「スゲー楽しかった!! やっぱり来年もこの時期はイスキアだ!!」と思うのである(笑)。
今年は旦那の家族が一足早くイスキアでヴァカンスを過ごしたので、日曜に日帰りで合流した時にその気分が襲って来た。「え〜?どうせまたヴァカンスしに行くのに、わざわざイスキアなんか行きたくない!! でも、家族と過ごすのは楽しそうだからやっぱ行こうかな…。」と、あまり乗り気ではなかった私だが、一旦港、それもイスキアの中で小さな港に着くと、急に私の気持ちが変わった。「ああ、来て良かった〜。」と。オシャレというには遠い雰囲気なのだが、島、町、人々の雰囲気が本当にゆったりと、リラックスしているのが一瞬で感じられる。ゴージャスなリゾートもいいが、イスキアの、のほほんとした雰囲気が、『旅』ではなく、真夏の『休日』を過ごすには最適のように感じられるのだ。
余談になるが、私の友人にイタリア全土を北から南まで、毎年2回、1回の滞在は1ヶ月以上…と、優雅に一人旅を満喫するマダムがいる。彼女はもう20年近くもそうやって、いろんなイタリアの町、島に行っては、観光しながら地元の人達と仲良くなり、私なんかより500倍イタリアの土地を知っているのだが、そんな彼女が、ナポリ近郊で贔屓にしているのも、このイスキア。お金持ちのステキなマダムだが、気取りのない、さばさばした性格の彼女。旅の楽しみの一つは、場所の良さもあるけど、その土地の人達との交流が一番と考え、コスティエーラには日帰りで行ったりしてるが、外国人観光客ばかりであまりにもスノッブなカプリはもう5-6年行っていない。「私はね、日本の皆がカプリ、カプリ…って言ってるのに反して、一生懸命イスキアの宣伝をしてるのよ。カプリもいいけど、やっぱりスノッブ過ぎるでしょ?アキ。私も始めの5-6年位は毎年長く滞在してたけど、イスキアの良さを知ったら、もう行きたくもないわ!」と。
ま、それはそれで人の好みという事がある。カプリの、あのスノッブさが好きな人もいるし、私だって彼女のようにイスキアが大好きな訳ではない。「カプリとイスキアどっちが好きか?」と聞かれれば「どちらもそれほどでも…」と答える圧倒的なポジターノ崇拝派だしね(笑)。
ただ、私が思うのは、どこのリゾート地も、それぞれの魅力を持っているという事。そして「私はここが好き♪」「いや、私はやっぱりここよ!」と、自分の体感で感じてお気に入りのリゾートが見つけられれば最高だと。前述のマダムは、イスキアが大好きになって、必ずこちらに来るとイスキアに寄る。彼女が本当にイスキア好きだっていうのが伝わって来るから、イスキアから戻って来て、ナポリで彼女の話を聞くのも楽しい。ガイドブックの判断ではなく、自分の五感で感じて旅する人の話はいつも楽しい。そして私も、何もポジターノを崇拝してるけど、それに拘り続ける事なく、他の土地も時期などを吟味して、自分なりに『その土地の最高の季節』というのを見つけている。そして「やっぱりどこも捨てがたい!」という気持ちに終いにはなるのだが(笑)。
さて、私のイスキア感というのは、真夏のみにある。シーズンオフには行きたいとも思わない(^.^;。例えば冬、閉鎖しているホテルが一時開く年末年始をどこで過ごしたいか?と問われれば、即答でポジターノ、それが無理ならラヴェッロと答え、イスキアなんて言葉は一切出て来ないと思う(笑)。でも不思議な物で、真夏の8月の9日間のヴァカンスには、カプリなんかでは絶対に過ごしたくないし、最愛のポジターノだって、この時期はやっぱりパスするかもしれない。それは何故か…。だって人が多すぎて、のんびり出来ないから(^.^;。そして、この時期にはカプリでもポジターノでも体験出来ない事が、イスキアには待っているから…である。 そんな、私のワガママな見解から、真夏のヴァカンスはやっぱりのんびりとイスキア…になっていく事は間違いナシ。そんな真夏のイスキアヴァカンスの話をこれから数回続けていきますね!!(21/08/00)
|