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数多くあるイタリアの行事の中で、私が一番好きなのが復活祭:パスクアです。ナターレ(クリスマス)は意外に厳粛ですし、お正月はハゲシイ(笑)! でもパスクアは『楽しい』!!
それはきっとこの行事の意味も原因しているのかもしれません。皆さんは、どうして復活祭のシンボルが『卵』なのか、不思議に思った事はありませんか? 「キリストが誕生したのはナターレなのに、どうしてパスクアに誕生の意味の『卵』??」と、私は不思議でなりませんでした。そんな私の「?」に答えてくれたのは、小学校で宗教の先生をしている義姉。
「鳥に例えて話をすると、親鳥はまず卵を産み落とすでしょ? そしてそれから殻を破って小鳥が生まれる…。キリストの生涯も同じ事。ナターレに生まれたけど、それは卵のような誕生だったのね。で、十字架にかけられ、肉体は失ったけれど、そこから本当のキリストの存在が誕生した。小鳥が殻を破って生まれてくるように、彼も肉体を犠牲にして本当の誕生をしたから、この復活祭こそが彼の真の誕生って事なのよ。」と、さすが子供達に教えている義姉、とっても分かりやすく説明してくれました。
そして私は「ああ、そうかぁ!」と納得(笑)。ナターレは厳粛に。それから謝肉祭があって、厳しい肉食禁止の期間が始まる。でもパスクアは、そんな辛い期間の後、本当のキリストの誕生を祝う為の物だから、皆がウキウキと楽しく迎える意味もようやく分かりました。パスクアの翌日:パスクエッタと呼ばれる月曜日に、海や山、森に湖に…と外出の習慣が昔からあったのも、そんなウキウキ気分を象徴しているのかもしれません。
パスクアは移動祝日で、毎年暦によって変わります。今年は結構遅めで4月23日でした。当日はミサに行き、そこで聖水をいただき、家族との昼餐で家長がパスクアの為の祈りをし、家族全員に祝別された枝に浸して聖水を振りかけます。それが終われば、マンマのお料理がたっぷりと(^O^)!

ナターレにはお魚料理が多いナポリでも、パスクアはお肉が中心。今年の我が家のメニューは、前菜各種、いきなりサラミ、ハム、チーズ盛り合わせ(笑)。キノコのリゾット(写真参照)、サーモンの生クリームパスタ、そして、パスクアの定番メニュー:子山羊(写真参照)!! それからモッツァレッラに、各種お野菜付け合わせ、そしてナポリ人の大好物:アーティーチョークの炭火焼き(叔母さんが40個も焼きました(笑)近い内に別項目でコレを紹介する予定)。そしてフルーツ、ドルチェは、コレもパスクア定番の『コロンバ』。鳩の形をした甘いパンケーキです。
 
でも、子供達にとって一番の楽しみは、卵形のチョコレート。卵のように中は空洞なのですが、大きさは巨大!(笑)高さ2-30センチの物が定番で、キレイなラッピングが施され、しかもチョコの殻を割ると『お楽しみオマケ』が出てくるという仕掛け。子供達は、この時ばかりは、甘いチョコに目もくれず、自分のオマケは何なのか、すぐに確認をして、「私はコレ!」「僕の方がいいぞ!」「何よ、私の方が…」などと言い合います。
もちろん大人にも卵のチョコのプレゼントが。子供達用にはオモチャなどのオマケですが、大人用は銀製品のオマケが主流。「大当たりの場合は金ですよ!」などとキャンペーンを打つ菓子業界もあります(笑)。サッカーファンの為の卵チョコもあり、私の甥が貰ったのは、ナポリのサッカーチームのチョコ。オマケはチームマスコットの人形でした(笑)。

…こんな風に過ごすパスクア当日ですが、本当のお楽しみは、翌日のパスクエッタから!! 次回は、ナポリ市外でこの日に行われるお祭りのお話をします(^O^)。(25/04/2000)

一体コレはなんだ?御輿か??(笑)そして謎の歌い手は????……テキストアップはまた!!
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