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イタリアの正月気分…というか本来は『クリスマスシーズン』と言った方が正しいのですが、それは1月6日まで続きます。何故ならこの日に、東方三賢者がキリストを始めて訪ねた日だからです。前にお話したキリスト生誕のジオラマ:プレゼーピオにも、この日始めて三賢者がキリストの目の前に置かれます。
そういった聖書のお話だけではなく、大衆的なお祝いの仕方もこの日にあります。それはベファーナと呼ばれる魔法使いのお婆さんがやって来る…という物。お婆さんが箒に乗ってやって来て、靴下の中に、良い子にはお菓子を、悪い子には炭を残していく…という言い伝えです。
北欧生まれのサンタクロースと違って、この魔法使いのお婆さんはイタリアで昔から伝えられている伝説の人物で、昔のイタリアの子供達は25日のクリスマスにプレゼントは貰えずに、この1月6日に貰っていたとか。現代は25日にも1月6日にもプレゼントを貰える事になって、子供達は大喜びですが、親はたいへん(笑)。
と、言う訳で元旦が過ぎ、新年の飾りが取り除かれると、6日までの数日間は、お婆さんの人形や靴下のモチーフで町は一杯になります。すでにキレイな靴下にお菓子が詰め込んであるセットもありますが、たいていは靴下を買って、そこに好きなお菓子を詰め込んで、合計金額を払う…というようなお好みスタイルが多いようです。それに『悪い子には炭を…』と言われていますので、しっかり炭の形をしたチョコレートなども登場して、それを2-3個詰め込んで「あら、アナタはちょっと悪い子だったのかしら?」などという事にも。
私は子供ではありませんが(笑)、毎年主人が前夜に靴下を家のどこかに隠しておいて、6日の朝に私に探させる…という遊びをしています。単純な主人は毎年どこに隠そうか、楽しみながら悩むらしいのですが、今年はちょっと多忙だった私は、今年の6日はすっかり靴下の事を忘れてしまい、数時間たった後に主人が失望?して「アキ、おまえは靴下探さなかったな!なんて味気ないヤツなんだ!いらないのか?ほら…今年はここに置いたのにぃ〜〜!」と、涙ながらに自分で隠し場所を白状していました(笑)。ちなみに我が家の靴下の中には、お菓子や炭の形のチョコの他に、お酒のミニチュア瓶も数本入っています(笑)。
クリスマスシーズンを代表する大衆的シンボルは、イタリアではサンタクロースだけでなく、お婆さんのベファーナも。以前のイタリア郵便局のTV-CMで、年末にプレゼントを送る為にサンタクロースとベファーナが郵便局窓口でおちあい、世間話をする…などという洒落た物もありました。私も一昨年の暮れだったか、クリスマスカードの制作を受け、二人のイラストを描いた事もあります(ハズカシイけどここに紹介)。そして1月7日、TVのニュースは「さあ、クリスマスシーズンも終わり、これから本格的に新年度ですね!」という定番の挨拶が行われ、年末から旅行に出かけていた人達も皆町に戻り、新年本格始動の始まり…となる訳です。
20/01/00
追記:この祝日にプレゼーピオの通りにまた訪れてみましたので、その時の写真も載せます。今度は綺麗に撮れて見やすいかな?
 

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