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2000年のクリスマス晩餐は「一体どうすればいいの?」という事態から始まりました。実はその数週間前から姑の脚が異様に弱くなってしまったのです。普段の2倍くらいに浮腫んでしまい、普通に歩くのも困難…。日常の買い物も一人では行けず、舅や旦那、義姉が付き添ったりしていました。
「マンマがそんな状態なら、義姉の家か我が家で晩餐をしよう。」と言っても、『家族の晩餐は私が作る!!』と、ナポリ女の心意気を見せる姑は、その案に首を縦に振りません。でも歩くのもやっと、な姑に無理をさせたくないし…。と、色々不安に思いながら、義姉と共に「数日前から私達が毎日通い詰めして、用意をドンドン始めてしまいましょう!」と計画を練っていました。
でもでも、さすがクリスマス。神様のお計らいか、姑の脚は数日前から随分と回復をしていき、どうにか普通に歩けるようになったのです\(^O^)/ (とは言っても、普段より多くの注射をしたからなのですが…) そんな訳で姑はいつもの元気を取り戻し、まだ十分ではないと言っても、ちゃっちゃっちゃ!!と、いつもの手際よさで準備を始めていくようになりました。
さて、23日の深夜。私の旦那は魚を買いに行きました。ナポリではクリスマスに魚をメインに食べる事が多いので、魚屋さんは不眠で働きます。23日の夜からすでに店を開け、イヴの昼、夕方までず〜〜〜っと、魚が売り切れるまで店を開けているのです。それに便乗して八百屋さんなども深夜から営業。深夜はいつも静かで眠る町になる、私の住む住宅街も、23日夜から24日夕方まで、眠らない活気のある町に変貌します。
でも、私の旦那が魚を買いに行ったのは、この町のお店ではなく、ナポリ一の魚市場:ポツオッリでした。ひょんな事から仲良くなった魚市場の卸業者:ガブリエーレさんから買おうという事でした(詳しくはここ『Napoli
e Dintorni:●名所編Pozzuoli』をご覧ください)。私もついて行こうと思いましたが翌朝は早起きだし、ここは旦那に任せようと、彼は一人で魚市場へ…。
深夜零時についたのに、すでに市場は日本の年末のアメ横状態(笑)。ガブリエーレさんは魚介類卸はしていないので、紹介してもらった貝専門のお店へ。とっても新鮮で美味しいと評判のお店。深夜なのに買うまで1時間の行列をしたと旦那は言っていました。そしてガブリエーレさんの居る卸に戻り「鮭が欲しいんだけど…」と言うと「鮭か…お!ならコレはどうだ??いいか、コレで??」と。旦那は「いいっす。14人だけど有り余る程大きいし!!」と。で、お勘定はいくら?という段になってガブリエーレさんは「勘定なんていらねーよぉ!!コレは俺から君の妻のアキへのクリスマスプレゼント!!君にじゃないよ、アキにプレゼントだよ!!」と言ってくれたそうです(^O^)。
まだ2回しか会った事のないガブリエーレさんに、こんな素晴らしいクリスマスプレゼントを貰って旦那も大喜びで家に帰ってきました。私も寝ていましたが起きて鮭を見ると…うわ〜、大きい!!(*O*) 「お礼しに早めにポツオッリに行かないと!!!」と、今回は会えなかったガブリエーレおっさんに心の中で感謝をしました(^O^)。
さて24日のイヴ。私は朝5時に起きて自分が作る前菜の準備を始めました。そして7時には姑の家に行き、鮭の報告を! 姑もとっても喜んでいましたが、問題はそれをどう裁くか?でした。中型の魚なら私も、姑ももちろん出来ますが、こんなに大きい鮭は無理…。苦肉の案は、馴染みのお肉屋さんに輪切りにしてもらう事でした(笑)。すでに内臓は掃除されてあるので、サーモンステーキ用に切るだけで良かったので、お肉屋さんに持って行き、即刻大きな包丁でドンドン!と輪切りに。これで一安心♪です(笑)。
朝5時に起きて7時に姑の所に行った私でしたが、もちろん姑も5時起き。私が行った時はドルチェの生地を捏ねていました。「マンマ!何してるの??ドルチェなんて作らなくてパネットーネで充分なのに!!」と言うと、「でも…手作りの味も欠かさないでしょう。」って事で料理の準備以外にも、お菓子作りまでしていたのです。手を抜く事が許せないナポリ女の心意気! それも具合がそんなに良くないの、弱音を吐かずになんでもやってしまう…マジに頭が下がります。
キッチンは姑の城なので、私は洗い物とかしか手伝いはしませんが、一番助かる手助けは『買い物』です。「あ!コレが足りない!!」って事は何度も出てきますよね。そんな時、私がお使いに出かけ補給(笑)。午前中だけでも5回ほどお使いに行きました。お使いに行けば、知り合いに会い、クリスマスの挨拶を次から次へと…。あっと言う間に時間が過ぎていきます。
そして12時半。ナポリ市内に居た友人のNちゃんとYちゃんが市外のこの町にやって来ました。そして彼女達を我が家へ案内し、お茶タイム。そして姑が作った手作りピザを食べました。(24日は家族全員が忙しくバラバラにランチをする事が多いので、ピザを作って好きな時間に食べます)そして彼女達を姑の家に連れて行き、ご挨拶タイムへと。それから今度は、何もない所だけど、イヴの為に立つ市場を見学に行きました。
行ったのは午後3時を過ぎた頃。その前日の深夜からやっている市場ですから、その時はお魚はもう少なかったですが、この時期のナポリ伝統料理:ウナギのフライのウナギを少しは写真に収める事が出来ました。後は、恐怖?の甘々クリスマスクッキー各種を売る屋台など色々です。
 
もう残り少なくなったウナギ…。この時期にしか市場に出て来ないよ〜。
 
 
甘い、固い、食えない…と三拍子揃ったマズマズクッキー(笑)。
こんなに大量に売るな〜〜!!(笑)
さてその後は家に戻り、前菜の仕上げをN&Yちゃんに手伝ってもらい、7時には旦那の実家に再び行きましたが、まだまだ晩餐には早い! 私は洗い物などのお手伝いをしましたが、イラストレーターのNちゃんは子供達の似顔絵を描いて大絶賛を浴びていました(^O^)。
そして8時過ぎに晩餐の始まり。オイルサーディン山盛り(もち姑の手作り)に始まり、私の前菜、他にも色々〜となり、パスタは今年は一種類でしたがもちろんポツオッリで買ったヴォンゴレのスパゲッティーです♪ でもあまりにも新鮮で海の塩気が強く、ごく普通のヴォンゴレ用に調理したのでかなり塩辛い物になりましたが、それもご愛敬(笑)。メインは姑の新作:イカのハーブパン粉揚げに、海老のハーブオイル炒め。これはさっぱりした美味しい一品です(^O^)。Nちゃんは「和風みたい!」と言っていました。
そしてモッツアレッラ、カルチョーフィの付け合わせとなり、口直しにはラディッシュとフィノッキオ。この2つの野菜は消化が良いという事でこのように大量に食べた後には必ず生で食されます。それからフルーツ、パネットーネ、マンマ手作りのケーキ。そして深夜零時を過ぎて、シャンパンでお祝い♪ もちろん零時のお祈りをプレゼーピオの前でしてキリスト像を置くのは忘れません。でもでもホントのお楽しみはプレゼント大会! ツリーの下に置かれたプレゼントをようやく開けられるとあって子供達はもちろん、大人もワクワク。でもそれも1時半には終わり、旦那の実家を去りました〜。
  
今年飾られた蝋燭はサンタ型。でも顔が解けてコワイ(笑)。マリアキアーラは途中寝てしまった。でもプレゼント大会の時は起きたよ(^O^)。
翌25日は、ミサです。正午のミサにN&Yちゃんも一緒に参加。ミサを聞き、神父様達や教会の仲間、知り合いに挨拶を…。そしてまた姑の所で昼餐。今日はボロニャーゼに、子牛のローストです。そして昨日の残りのモッツァレッラとカルチョフィも食べ(笑) 、お喋りをして楽しい時間が過ぎていきました。(右の写真はお土産の甘〜いケーキ。私はパスしました(^.^;)
で、ちょっと夕寝を…と思って午後4時半から寝たら…すでに9時に(笑)。義姉の所に遊びに行こうにも「今日は旦那の実家にずっと居て疲れた…もう寝る」との事で(笑)、仕方なく映画館に向かって行くと、ここも大混雑!!!3つの映画やってるのに、どれも満席!!! 取りあえず裏口から入って(映画館オーナーは旦那の友人なので裏口から入れる:笑)15分くらい、コメディー映画(ナポリ人監督主演)のを観てきました(^.^;。
そして夕寝をしてしまったので、眠れない私は(旦那は寝ていた…)N&Yちゃんと朝までお喋りタイム!!バカな話から真剣な話まで、たっぷり色々♪♪ この時間が彼女達と一番ゆっくり会話出来た唯一の時だったので、私も嬉しかったなぁ。嬉しくてブランデーがドンドン減っていった(笑)。しかもN&Yちゃんは下戸なので一滴も飲まないのに、私は一人でガブガブ〜〜♪
つー訳で朝まで起きていたから翌日は昼近くに起床。今日は我が家で私が速攻でランチを作り、パネットーネも食べてからN&Yちゃんをナポリのホテルまで送りに。その前にポジーリポの見晴台にも行ったけど、まだ祝日の26日の午後。車もめっちゃ少なくて、のんびりしたドライブだった〜。そうして彼女達にお別れして家に戻り、旦那の家族達とゆっくりお喋りを。私は姑に指圧をしてあげました。今年も無事に終わったクリスマス〜。あ、でもまだ大晦日&元旦があるわいな(^.^;。それに大掃除も開始しないと!!と、また多少忙しい日の復活です(^O^)。27/12/00
追記:面倒なのでもう毎年写真はいっぱい撮らないけど(^.^;、今年の晩餐のメニューなどはNちゃんのサイトで紹介されるかも。紹介されたらそっちにも飛んで見てちょうだいね〜(^O^)
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