
すんごーく暑いから「きゃー!さっさと泳ぎに行こう!」と思って、さて場所はどこにしよう?と思った時、私の脳裏にはすぐにカプリ…があった。それは何故か?と言うのは、日記にも書いたけど、この時期を逃すと、もー人でいっぱいになってしまうから、カプリにはさっさと行こうと言う目論見である(笑)。そして6月4日、私と旦那はいざカプリへ! 日帰りだし、日曜だ。8時半のジェット(水中翼船と同じ時間で行ける船)に乗ろうと、でも切符売り場が混むので、8時には港に着けるようにしたのだが、すでに長蛇の列。とほほ。でもまぁちゃんとチケットは買えて、席も隣りに確保出来ました。
ナポリからカプリまで40分の行程中、私はふと思った…そして旦那に聞いた。「ねぇ、もしかしてコレが二人で始めて行くカプリなのでは?」と。付き合いだしてから、かれこれ7年半、何と私達は一緒にカプリに行った事がなかったのである(笑)。でもまぁ、それは地元民ならよくある話かもしれない。私は旦那と知り合う前にすでに何度もカプリに行っていたし、以後は、遊びに来る友人達に付き合って、毎年カプリにお泊まりに行っているし、別
にわざわざ旦那に「連れていって〜!」と頼む必要はなかったのだ。それに旦那自身はカプリに行くのは10数年ぶり! 子供の時に学校のイベントで来たり、以後海外からやって来る友人達を案内する為に行った程度だったようだ。そして何と、旦那の兄はナポリに生まれながらも、一度もカプリに行っていない…という強者だったりする(笑)。
地元ナポリ人達は、近隣に沢山のリゾートがあるので、好みの別
れる所。「やっぱりカプリよね♪」と言う人もいれば「カプリなんて観光客ばっかでゆっくり出来ないし、何しろ高い!!」と敬遠する人も。だからナポリに生まれてカプリに行かない人達もいるのはそう珍しくない(でも一度も行った事のない人はさすがに珍しいが(^.^;)。だからまぁ、私と旦那が7年半をもって始めての『一緒にカプリ』であったのも、さしてビックリする事ではなかろう(笑)。
さて私達の乗ったジェットは、大半が観光客、そして『日帰りカプリ』を楽しもう♪という『カプリ派』のナポリ人達もいて、満員の中、麗しのカプリに到着!! 朝の9時過ぎというのに、カプリのマリーナグランデはすでに人だかり。でも私達の目的はカプリ観光ではない。海水浴!! いざ、カプリで一番美しい?と言われるFaraglioni地帯へと向かう。
Faraglioni…巨大な断崖岩。青の洞窟に次ぐナポリの名所である。ただ単に岩がそびえ立っているだけなんだけど(笑)、美しい海とその巨大な岩の自然の美がマッチして、船で見物に訪れるツアーも多い。単に岩と言っても、船で間近に見るのは、やはり「おおおお!」って感じ(^.^;。だが今回の私の目的は、ここで泳ぐ!!事。そのアクセスは、マリーナグランデからフニコラーレに乗ってピアッツェッタに出て、そこから徒歩25分程度!…25分と言っても人がごった返している地帯を抜け、ひっそりとした小道を通
り、Punta Tragaraの展望台を通ったりするので楽しい♪ この展望台からもFaraglioniとMarina piccolaが一望の下、カプリを訪れたら是非行って欲しいスポットである(ここまではピアッツェッタから徒歩15分程度)。
さて、リド(イタリア版海の家:雰囲気的にはもっとオシャレ:詳しくはOTTIMO 21号で解説予定)に行くには、この展望台からどこまでも続く坂道と階段をひたすら降りなくてはならない。その間約10分程
度とは言え「ううう。下りはいいけど、登りはどうする? 登りは船で帰ろうか?」と不安げになりながらドンドン下っていった
(笑)。途中でリドが見えて来た!!「おおお、まだあんな下なのか?」とひたすら下る、下る…。でも本当に最下部に辿り着いた時は「ああああ。来て良かった!」と思った。
この地帯にはリドがたった2軒しかない。アクセスが面倒な為、どんなに美しい地帯とは言え、そんなにやって来る人が少ないからだ。でもそれが逆にいい!!! 超シーズンの日曜だと言うのに、ごった返していない! 落ち着いて日光浴や泳ぎをするには、もうサイコーー!! それに目の前にはFaraglioni、岩場の上に椅子かマット(お好みで選ぶ)を置いて貰って、さぁカプリの極上の一日の始まりである!!
私達はなるべく海の近くに陣取り、Faraglioniを見ながら感動に浸りながらも私は即ドボン!(我が家からすでに水着着用だった:笑)

ここらへんは船が多いから、海水浴の為の地帯が決まっており、ロープが張られてあるのが、ち!だったけど(笑)、そんな範囲限定であっても大満足だった。砂浜ではないので、すでに超深い。海へはハシゴで出入り。そして少し泳ぐと、すでにお魚が肉眼でも、うようよいるのが分かる。「コレは!」と思い、即刻旦那にマスクを投げてもらって、シュノーケル開始。そしてマスクを付けて海中を覗くと、お魚はいっぱ〜〜い!! それに太陽光線のせいで海面
深い岩々が光り輝き、青い海に沈む宝石のように見えた。そんな海中の光景にうっとりしながら、いつまでもシュノーケルをしていたが、「ふぅ」と顔を上げるとそこにはFaraglioni。海上も絶景。「あああ、なんて幸せ♪」と思った瞬間である。
そしてたまに海上にあがり、一休みはするのだが、ここのリドは本当に落ち着けた。他のリゾートの大衆リドなどでは、どこまでもウルサイガキ達がゴマンといたり、ステレオを大音響にしたり。お洒落なリゾートのリドには、そんな輩はいない…と言っても、隣の人のボンボンベッドと30cmも空いていなくて、狭っ苦しい思いをしたりするのだが、ここはゆったり目のスペースで椅子やマットが置かれ、早い時間に来れば、小さな岩場に二人だけ…も可能。来る人達も、大人しく、本当にのんびりとカプリでの日光浴を楽しみ、本を読んだり、暑くなったら泳いだり。同じホテルに滞在らしいマダム達の会話も、あくまでも優雅(笑)。誰一人大声をあげる人はいなく、でもそれが、スノッブさの嫌みっぽい感じではなく、『ゆっくりと過ごしたい』という気持ちのように感じた。
「ああ、夕暮れまでここでのんびりと…」と思ったが、旦那はサッカーチームのナポリの試合が気になり、出来る事なら早めに帰りたかったようだし、ピアッツェッタ近くのレストランでのお食事券も貰ってあった。折角いいスポットを見つけて数時間で帰るのはイヤだったけど、まぁカプリに来た以上、街の散策も楽しかろう…って事で、お気に入りになったリドに「また来るよ!」と3時間半で別
れを告げ(本当なら朝から日暮れまでいる)、午後1時半に立ち去った。
船で帰ろうとしたけど、聞いてみたら、がーーん! 船は午後3時からしか出ないとか(笑)。確かにそうだよなぁ〜、こんな絶景な所に来て、こんなに早く帰るバカはいないからね…。と、思いきや、ここの最下部まで、泳ぎもしないで、ただ見に来る人達も結構いた。
そんな人達は、あの、どこまでも続く坂道&階段を下って、景色を堪能して、そのまま登っていく…。すんごい根性である。しかも家族連れや中年夫婦が多いのだ。子供は大はしゃぎで登っていくが、お母さんはふぅふぅとか。中年カップル達も休み休み、ちゃんと登って行く…。だから私も負けてはいられない!(笑) 気合いを入れて旦那と二人、どこまでも続く道を登って行った。ちなみに登る前に旦那は「あああ、ポケピカがあったら登る気力も倍増したんだけどな…」とこぼしていた(無くすとイヤだから、彼はピカチュウを家に置いて来たのだ:笑)。
でも「まだ半分も来てなかろう…」とか気合いを入れすぎたせいか、坂道&階段はあっけなく終わり「あれ?もう着いたの?」って感じだった(^.^;。でも相当カロリーは消費。すでに1時45分なのでお腹はペコペコだし、ようやく平坦な道になってからは、殆ど競歩な感じでピアッツェッタに急ぐ(笑)。が、そこには、人、人、人〜〜〜〜!!! 歩くのが困難な程に人、人、人〜〜〜!!! レストランでは懇意でゆったりした席を提供して貰ったが、ご飯食べてお腹いっぱいになって、散策〜☆と思っても、東京ディズニーランド程の人がいる〜〜。さっきまでの『ゆったりさ』は何処へ???って感じ(^.^;。
考えてみたら、私が今までシーズン中にカプリにやって来たのは、全て平日だったし、それに午後にピアッツェッタに来る事もなかった。朝から日暮れまでホテルのプールかリドで過ごし、夜にオシャレをしてピアッツェッタへ…という行程しかした事はなかった。だからこんな混雑を見るのは始めてだったのだ。あー、ビックリした(笑)。旦那のナポリ試合の危惧もあったし、それにこんな状態ではあまり楽しめないと思い、私はさっさとナポリへ帰る事にした。
ここで、私なりのカプリ滞在のアドバイスを。
出来るだけ週末は避け、そしてピアッツェッタのあるCapri地域だけに留まるのではなく、色々な所に足を伸ばして欲しい。宿泊は安いAnacapriにするもよし。そしてCapriから徒歩でもいろんな所へ行ける。カプリは安全な島だし、迷っても所詮小さい島。ちゃんと戻れるので、町はずれにもジャンジャン歩いて散策して欲しい。カプリは何もピアッツェッタだけはない。少し外れて歩いて行くと、海沿いのステキなヴィッラ(別
荘)が沢山ある。そんな建物を見ながら優雅に散歩するのも、カプリの楽しみ方ではないか?と思う。
●オススメ海水浴スポット
カプリではMarina Piccolaが一番手っ取り早いビーチであるが、それより今回紹介したFaraglioni、Marina Grandeから船で行くTiberioなどがサイコー。青の洞窟近いにあるリドもプール付きで大きく、ゆったり出来る。しかしここは、海はいきなり断崖絶壁の所にハシゴで出入りし、その為に近くを通
る船の波&絶壁に当たる返し波でかなりハゲシイ泳ぎになる事をカクゴした方が良い(笑)。
●一度は泊まってみたいカプリのホテル

Punta Tragara ☆☆☆☆
Faraglioniを見渡す展望台にあるホテル。

Hotel Scalinatella ☆☆☆☆
ゴージャスなヴィッラが立ち並ぶ地域にひっそりと建つホテル。
でも中は嫌みのないゴージャスさ。もちろん絶景のオーシャンビュー。ああ、もうため息…。

Quisisana ☆☆☆☆
はい、このサイトでもお馴染みの、私の友人:アルドさんがレストランマネージャーを
してるカプリで指折りのホテルです。町中にあっても、裏側は海が絶景!!!
アルド、いつか招待しろ!!(笑)
●でも、予算の都合上いつも泊まっているホテル(笑)
Cesare Augustus ☆☆☆
Anacapriにあって『地球の歩き方』などで昔からお馴染みのホテル。ちなみに私の結婚式前に日本からやって来る家族&友人を接待する為にここに泊まらせようとしましたが、10月下旬でホテルはクローズ。でも日本人大好きなオーナーのフランコさんが、わざわざ私達の為に営業を伸ばしてくれ、ホテルに着いて「どうぞ、お好きなお部屋をお選びください!!」と、通
常料金でスイート2つ始め、ホテル全体を占領してしまいました(^.^;。でもプールもレストランもないし、なかなかお湯が出ないのが難点(笑)。
San Michele ☆☆☆
Cesare Augustusのすぐ近くにあるホテル。ここにはレストランもあるのでCesare Augustusと提携していてここにお食事に来る人も多い。一歩陸に入ってるので、絶景度は少ないが、大きなプールもあるし、夏にはいい。去年行った時は、近所の小学生の『スイミングスクール』みたいのが催されていて、小学生達と楽しく?泳ぎました(笑)。結構前から行ってるので、今ではここが私のカプリの定宿です(^.^;。
07/06/00