開いた口がどうしたって
塞がらない…そんな事件
の数々をお伝えします!
珍事件簿トピックス
日々巻き起こる珍事件を 短文で紹介します!
3 2 1
事件じゃないけど事象
エレベーターにはお金
イタリアの運転免許
これぞ珍事件簿!
闇煙草売人にもいろいろあり
イタリア郵便事情
偽札騒動
公共料金は一体…
ナポリの歯科医達
間違い殺人
幼女ビデオ事件
プロバイダ事情
EURO偽札初体験!
溢れる燃えるゴミ問題
アキがスリにあった??
W杯の裏側で起こった珍事件
ナポリ流盗難防止策
備えあれば憂いなし!
イタリア&ナポリを深く掘り下げていく連載コラム  
困った時にはミラノへ電話
1 2 3
ナポリ市長の改革
1 2 3

H O M E

 
 偽札騒動

上が本物で下が偽札
色がとっても濃いように見えますが でも実際には見た目の違いはあまりナシ

こちらに日本人友人が遊びに来て、観光地以外の銀行で日本円を両替する時に必ず起こるのは、窓口の人がそのお札をじっと見て溜息をつく事です。そして立ち上がって上司の所に相談に行ったりします。そしてその上司も「?」の顔をして困惑している様子…。一体どうしてなのでしょう。

答えはカンタン! イタリアでは偽札も多いので、銀行などで偽札チェックがたいへん厳しい。そして外貨でもそのチェックはあるそうです。外貨は本物と特有のチェックポイントなどを銀行に就職したらシッカリと叩き込まれるようですが、観光地以外の銀行では日本円など全く縁がないので、情報もない。故にじっと見て「これが本物なのか?」と悩むらしいのです(笑)。

もちろん、日本円の偽札など出回ってないですし、私と友人達は善良な日本人に見えますので(実際そうですが:笑)問題なく両替出来ますが、「いや〜、始めて『YEN』を見ましたよ!いい勉強になりました。」などと感謝?される事もあります(笑)。

前置きが長くなりましたが、イタリアに生活して来て、偽札の話はたくさん聞いていました。多くは日本円で3千円程度の50.000リレ札と、7千円程度の100.000リレ札で、商店主の方々などは、知らぬ間に多くの偽札を掴まされていたりするので、従業員に「多額のお札の時はじっくり確認するように」などと厳しく忠告しているようです。実際それらのお札を出す時には、スーパーでもレジのお姉さんは、すかして見てチェックしています。(透かしは偽札でもあるのですが、中央に紐状の物が入っており、それで本物かどうかわかるようです)

が、この3-4年、円で700円程度の少額の10.000リレ札にも偽札が出回るようになりました。そして私もついに偽札と出会ってしまったのです。

「シニョーラ、コレは偽札だよ!」…チーズ屋さんで買い物をして、10.000リレ札を出すと、店員さんにそう言われました。「え? 本当??」…私はサングラスを外し、しげしげとそのお札を見ると、確かに自分が差し出したお金は、精巧にコピーされた偽札だったのです。透かしは入っている…。でもやはり紐部分が『紐風に印刷』されていました。そして紙の手触りも本物とは違う。しかし、ホントに良く出来てる!!

「わー、コレが偽札なの? 上手く出来てるよねー! 記念に取っておきましょう!」などと、少額だったのでノンキに『偽札初体験』をしましたが、以後、どんなお店でもおつりの確認は、サングラスを外してしげしげと確認…をしていた時期がありました。

そして本物4枚、偽札1枚を並べて比較検討した事があるのですが、本物も若干色が違っていたりして、肖像に使われているVOLTA氏の目の色がどれも全て違っていて、頭がグルグルしてしまい、「本物でも偽物でも訳わからな〜い!もういいや!運の問題だぁ〜!」と、すっかり投げ出してしまったのですが(笑)。

ちなみに私がその偽札を受け取ったのはスーパーでした。そこは多額のお札チェックはしますが、10.000リレはしないので、運悪く私にそれが回って来てしまったようです。しかし、他の主婦達に聞いてみると、皆さんやはり2-3度受け取った経験はあるようでした。

で、ミラノの友人に電話した際にこの話をすると「え!10.000リレの偽札なんて聞いた事ない。」と言うではありませんか!!次はフィレンツェの友人に…しかし彼女も見た事も聞いた事もないとか。で、次はローマ。答えは同じ。「なに〜〜?ナポリだけで出回ってるの〜〜?」(シチリア在住の友人がいないのでそちらには確認出来なかったのが残念)と嘆いていると、皆「やっぱりナポリよね〜。」とのお言葉…。悔しくても返す言葉もありませんでした(笑)。 (1999年)