オムツかぶれは金曜の夜に発生して、日曜の朝には良くなっていた。風邪も咳が多少残る程度で、治ったと言ってよいほどだった。そこで、エミリア先生に電話して状態を告げ、2回目の予防接種ができるかどうか聞いた。
1回目は10月。で、2回目は12月にしなくちゃいかなかったんだけど、鼻風邪を引いたし、その後は年末ムードであっという間に過ぎてしまって、年が明けるまでしてなかったのだ(^.^;。エミリア先生にはその件で、叱られていたので、風邪が治ったら即刻!!と思って、月曜に行こうかと思ったが、ちょっと1日置いて火曜に行くことにした。
病院に行き、予防接種の部署で並び、順番が来て、風邪の説明、治療に使った薬の説明をして『はい、予防接種できる状態ですね』って、ことで、ベッドに寝かせ、いざ接種!という段階で、Pasquale豊が咳をした。それを聞いた担当員2名は「まだ風邪ひいてるじゃないですか?」となって、診断を受けるため、そこの小児科先生を呼ぶことになった。
これがまたなかなか来なくて(^.^;、接種室で20分は待っただろうか。その間、係員(彼らも医師の資格アリだが)達は、私たちと歓談してるのみ。なかなか小児科医師が来ないので、私たちが「あの〜、他にたくさん子供が待っているのですから、先にしてあげればどうですか?」と言ったほどだった(^.^;。
そんなこんなで、ようやく小児科医師、登場。聴診器で胸と背中を診て「お子さんはまだまだ風邪ひきじゃないですか!」と言われた。そこで「ええええ???」と思った私と旦那。担当のエミリア先生には電話で症状を説明しただけで、会って診断してもらったわけではないので、『私たちには普通に見えるPasquale豊でも、専門家がちゃんと診察したら、分かるものなのか……』と、反省したんだけど、でも、その後の治療法を聞いて、少し「?」と思ってきた。
「抗生物質、どうしてそんなに早くやめたの? まだ後5日はしてくださいよ。それから吸入器の薬もこれとこれ。後、痛み止めも必要ですよ、これは日に1回でいいですけどね。抗生物質、吸入器、痛み止め、この3種、ちゃんと金曜まで与えてください。そして来週の月曜に会いましょう」と間髪を入れずに、なんだか仕切られてしまった……(笑)。
恰幅の良い中年女性で、いかにも人情派なナポリ女性っぽい医師ではあったが、次々に言われた薬を『はい、そうですか』と、Pasquale豊に与える気はなかった。咳は残っているが、それだけだ。鼻水も出ないし、熱は全然ない。それなのに、どうしてまた後5日も薬3種? 抗生物質に加え、どうして痛み止めも?? そしてその医師は、聴診器でしか診なかった。喉や耳も診察したわけではないのに、どうしてここまで言えるのだろう?
自分達で考えても仕方ないので、その日の午後、エミリア先生の所へ。旦那と2人で、その朝に起こったことを説明する。そしてエミリア先生がちゃんと耳も喉も丁寧に診察してくださったが、「私が診てもどこも悪いところはない。この子はもう風邪治って、元気。普通の状態よ。」と、私が感じることをおっしゃってくれた。
「一体、どの、私の同僚(エミリア先生も市の医師だから病院の医師と『同僚』なのだ)がそんな診断を出したの?」と聞かれたので「○○医師です」と答えたら「ベテランの先生なのに、う〜ん、オカシイわね〜」と唸るエミリア先生。「でも波風たてるのもなんだから、素知らぬ顔で来週、『風邪は完治しましたよ!』と言って接種受けてきなさいね。」と。
お医者様も色々で、医者選びもたいへんだと言う。かかりつけの小児科も義姉の3人の子供を診ている、旦那の知人でもある、我が家から歩いて2分の先生にお願いしたかったのだが、定員オーバーで断念した。他も知人を頼っていったけど、全然ダメ。結局、この町で唯一若干の空きがあったエミリア先生にお願いすることになた。
と、状況的にはまったく選択の余地がないまま、エミリア先生にお願いしたという形だったんだけど(^.^;、結果的にとっても良かったと思う。じっくり診てくれるし、ナポリ人じゃないから冷静だし(笑)、あまり薬に頼らないし、始めてのPasquale豊の病気:風邪で、『この先生は信頼できるや!』という確信を持てた。
それにしても、あんなにガンガンと薬の指示を出す医者がいるのか! ホントに驚いたし、でも、それが担当の先生じゃなくて、ホントに良かった。もしこういう人だったら、私は診察も受けに行きたがらないと思う。
あ〜、それにしても、風邪→オムツかぶれ→救急医師→『薬3種!!』……と、ホントに色々あったな〜。めまぐるしくて疲れたよ〜(^.^;。でもPasquale豊が治って良かった(^O^)。22/01/02