周囲の人間は「向こうから来ると言ったんだからいいじゃない!」と言ったが、奥ゆかしい日本人の私(笑)としては『オムツかぶれで救急医師を呼ぶのはいくらなんでも……』と取り消しの電話を入れようかと考えた。
しかし、ナポリには図々しい人はゴマンといる。たいした事ないのに「うわ〜!! すぐに医者を!!」と呼ぶ人も多かろうと思った。救急ではないが、私がいた産院と小児科の先生の所にかかってくる電話を聞いていたら(パニックになって大声で喋るので電話機から相手の声が、側にいる私にも聞こえてくる:笑)、「生理がもう4日も遅れているんです! これって妊娠?! 診察の予約を!」とか「子供が37.2度の高熱を出したのです!! すぐに来てください!」とか、とんでもない相談がいっぱいあったのを思い出し、『そんな社会なんだから、オムツかぶれで呼んでもいいわよね』と、自分に言い聞かせてみたのだ(笑)。
そして救急医師はやって来た。しかし、お尻をよ〜く乾燥させ、新しいまっさらなオムツの時だったので、Pasquale豊は絶好調に「キャッキャ!」と笑いながら遊んでいた。若い医師はそんな遊ぶ赤子をみて「?」な表情を。「一体何が問題なんです?」と聞かれたので「実は…オムツかぶれで。あ、でも、オシッコする時や洗うときは、そりゃ〜もう大泣きなんですよ!!」と一応弁解してみたが、医師は『そんなことか……』と多少肩を落としていた。彼の気持ちはトホホだったろう(^.^;。
しかし、彼はとても親切だった。テキパキと説明をしてくれ、私たちの質問にもイヤな顔をせず、全部詳しく答えてくれた。何度もPasquale豊のお尻の肌の状態を確認しながら、ケアの仕方も丁寧に教えてくれた。ホント、呼んで良かったわ〜! 何しろこの医師が来なかったら、他の赤ちゃんがかぶれた時に買ったクリームを買いに行こうとしていた私たち。でも医師が「いや、そのクリームを使うのはまだ早いです。初期段階ですので普段使っていらっしゃるFISSANの物で十分ですよ。」とアドバイスをしてくれた。全体真っ赤っかで、お尻の皮が所々剥げてしまっていたのに、これが初期とはビックリしたけど、自己流でクリームぬらなくて良かったです、ハイ。
一通り聞き終わったら「先生、カッフェでもいかがですか。それともビッテルなどは?」といったのだが、「いや、まだまだ診察がありますので。」と風と共に去っていった。なんとも頼りになった医師であった〜〜。名前も聞かなかった先生、ありがとう(^O^)。
そしてPasquale豊のオムツかぶれは、翌日になったら、一気に赤みが取れてしまった。皮が5-6カ所剥けているので、そこはまだまだ赤々しかったが、皮が無事だった所は普通通り。「オムツかぶれって、一晩で真っ赤っか、でも一晩でこんなにスッキリ治る物なの〜〜〜??(☆o☆)」と、心底たまげた新米ママの私であった。で、オムツかぶれは風邪より心配した(←だって泣き方が尋常ではないからね(^.^;)ので、たまげたと同時に、治ったら急に、心底疲れた私でもあった〜(^.^;。16/01/02