ミラノ領事館には、付添人も入館できるというのを、友人との電話で知ったが(Fさん、見てる〜?:笑)大使館は日本人以外は入館出来ない。大使館だから警備も強化されてるのね、きっと。で、まだ結婚前、婚姻の事で大使館に来た時、てっきり自分も入れると思った旦那は『大使館に行くんだから!』と思ってネクタイにジャケット着用の正装で行ったのだが、アンタはダメよと言われ、待合室で待機。折角のネクタイにジャケットが役立たず〜に終わったことが思い出される(笑)。むろん、今回の旦那の服装はジャケットは着ていたがネクタイナシのラフな物だったよ(^.^;。
そんな訳で私とPasquale豊だけ入館して(母親が全て代理できるのでPasquale豊は入館の必要はなかったのだがそれでも折角だから一緒に(^.^;)、手続きを始める。午前中の終わりの時間帯だったからか、領事部の来館者も2-3名のみ。書類記入をする際も、係員の女性がゆっくりと丁寧に説明してくださった。
で、Pasquale豊本人のパスポートと言え、本人は署名出来ないので、代筆であるという一言も添えて、母親が署名も代筆をする。で、そんな事全然知らなかった私で、Pasquale豊の署名の練習したわけでもないし、いきなり本番が来てしまった(笑)。して、パスポートにそのまま転写される署名のスペースに書き始めていくと、Pasquale
Yutaka……という名前だけで一杯になってしまい、名字が書けない状態に!!(笑) 館員の方に「わ〜!どうしましょう?」と聞くと「う〜ん、難しい所ですねー。名字も入れたいですか?」
と言われ「入れなくてもいいです!! このままで構いません!」と即答して、そのまま名前だけの署名になってしまった(^.^;。でもPasquale
Yutakaは長すぎるよなー、やっぱ(^.^;。
そして全ての書類に記入が終わって、12時半過ぎても作業をしていただき、「午後3時過ぎに来てくださいね!」と言われた。午前中のギリギリに来たにも関わらず、午後一番〜ってな時間帯に出してもらえるようにしてくれた!! ホント、大使館さまさま〜〜♪♪であった(^O^)。
さて、後はもう待つだけとなって、私がPasquale豊を抱っこ帯で抱えたまま、ズンズンと歩いていき、共和国広場前の地下鉄駅を目指す。途中、幾つかのバールでパニーノを立ち食べしてるイタリア人達を多く見て、朝から激怒していた旦那はあまりの空腹さに「なんでわざわざ地下鉄に乗って和食レストランに行かないといけないのか?? 俺はバールでパニーノで十分だ!」と愚痴をこぼし始めた。そんな旦那に耳を貸さずズンズンと進んで行く私……。でも旦那はいつまでも愚痴を滝のようにこぼしているので「うるさい!!なら、てめーはここでパニーノくってろ! 私とPasquale豊だけ食べに行くから!!」と叫んだ(^.^;。
それにビビって大人しく着いてきた旦那だが、地下鉄の改札でまた一悶着。ナポリの地下鉄って改札近くに人がいる切符販売所(というか?(^.^;)があるんだけど、ローマとかは、そういうのは外しかなく改札には自動販売機しかない。その件でもまた旦那は爆発。「販売機に使う小銭なんて持ってないぜ!! だからわざわざ階段をまた上って、そこでチケット買って……。なんでこんな面倒くさいことしなきゃいけないんだよ〜!!! だから俺は近くのバールでいいと言ったのに!!!」とキレ始めた。
そんな旦那に完璧に嫌気がさして、私はもう無言で対処する。販売機に使う小銭はあるのだ。で、1EUROコインを入れてみると……『お釣りがありません』と出る。他の機械に入れても同じメッセージが出る。ここで旦那は勝ち誇ったように「幾らやっても無駄なんだよ! 結局また階段登って買いに行く〜なんて、超ーーーーーー面倒なことしないといけないのかよ!!」と、ほざいている。そんな事をほざかれた私は、も〜〜〜こっちも意地になって、絶対ここで買ってやる!!という気になった。でも、私の意地張りには、ちゃんと意味がある( ̄^ ̄)。切符を買う小銭はちゃんとあるし、すぐに反論&愚痴するだけではなく、現実を見つめ、冷静に対処することによって、なんでもすぐに解決する。冷静に物事を見ない為に、トラブルにならないような事も自分がトラブルに変化してしまうのだ……というのを、私は旦那に言葉ではなく、行動で示したかったのだ。だから無言で私は、冷静な行動に出た。
一枚77centだったけ…の地下鉄切符なので、確かに自動販売機ではお釣りに困りそう…と思う(^.^;。だから2枚で設定して端数のコインを入れてみたりと、色々してみたが、結局、そこの機械は全然お釣りがなくて、キッチリ入れないとダメみたいだった。何回かチャレンジしてる私の背後で旦那が「だから無理だって。一体よー、今日はPasquale豊のパスポート取りに来たんだから。和食が目的じゃないんだぜ〜。それなのに、なんでこんな思いもしてわざわざ行かないといけないんだよ〜〜。」と言っている。ムカついたが、私はあくまで冷静に1枚がダメなら、2枚がダメなら3枚でいってみよ〜!と。だって私たちは帰りの分も必要なので3枚買っても無駄にはならないからね(^O^)。
そして、3枚分のEUROコインはきっちりあったのです\(^o^)/ そして無事に販売機から3枚の切符が…。それをわざわざ旦那に取らせて私は一言「愚か者のみ無駄口をたたくのじゃ! 賢者は無言で行動する!!」と言ったのだ。旦那は一切反撃できなかった!! わっはっっは〜〜〜、ざまーーーみろ!!!!(≧∇≦)
して、すぐに地下鉄でスペイン広場へ。そして私が用事でローマに来る時、必ず行く和食レストラン(そこが好きというのではなく、そこしか知らないのだ(^.^;)を目指した。と、言ってもローマに用事というのは、大使館関係しかないので、前に来たのは婚姻の事だったので6年前のことか(^.^;。でも、そのお店はちゃんと健在しており、子供連れの私たちは、広いスペースで、他のお客さんがいないゾーンに案内してもらったので助かった。
食べたのは刺身&天ぷらセット。色々食べたい物はあるけど、なんかいつもこの2つのセットを選んでしまう私であった〜。そうそう、なんやかんや文句ばっかり垂れていた旦那も同じセット。変な所で好みが一緒の夫婦なのであった…あ〜〜あ(笑)。
で、旦那は大好きな刺身(寿司はダメ)と天ぷらが食べられてめっちゃくちゃゴキゲンになっている。「アンタはバールのパニーノでいいと言ったくせに!」「わざわわざ和食レストランには来るのはイヤだとあれだけ言ったくせに!!」と責めてみたが、どこ吹く風(笑)。「全てアキの言うとおりに物事を進めるってのは決まっているの。でもそれじゃー俺の立場ないから、愚痴るのが俺の役目な訳。『あ〜んなに愚痴ったけど、やっぱり正しいのはアキだった』って思うために愚痴ってるんだせ、これでもたいへんなんだよー!!」と訳の分からない言い訳も言うし!!!!(T_T) 調子の良さはやっぱりナポリ人ってとこか、とほほ(T_T)。
美味しくて、ゆったり出来た和食レストランを後にして(Pasquale豊にベビーフードも食べさせた)、また地下鉄に乗って引き取りに。「3時過ぎに来てください」と言われたことを旦那に伝えたけど、その反応がいかにもナポリ人らしかった。日本人の感覚ではそう言われたら、3時には出来上がっているもの、とみなす。でもナポリ流では、3時過ぎと言われたら、3時には出来ていないことの方が多い。だから3時キッチリとかに行くと「まだ出来てませんよー!!」
とフンという対応をされる事もあるので、旦那も「3時5分前とかに行ったら『こんなに早く来て!』と怒られるか??」と心配していた(笑)。でも私のパスポートも『4時過ぎに…』と言われて4時10分前には出来ていたし、今回も3時7分くらいにまた大使館を訪れて、もちろん待ち時間なく、パスポートを渡してもらえました〜\(^o^)/
子供と一緒なら時間的配慮してもらえるって事だったけど、ホントにホントにその通りだった! 12時15分に大使館行って、途中2時間のお昼休みがあるけど、午後の開館の2時半からの30分後には発行してもらえたんだもん(^O^)。とっても親切〜&迅速〜〜!!\(^o^)/ 「こんなに早くしていただいてありがとうございました!助かりました!!」とお礼を言うのも感情いっぱい入ってしまったわ〜。
そして入口のお兄さんにタクシーも呼んでもらって、予定の電車に完璧余裕でテルミニ駅に着いた。先に電話確認していたけど、フォルミアでの工事も終わってダイヤは通常通りに戻っていた。朝のパニックから考えると、本当に長い一日だった。旦那は午前中ずっとイライラしっぱなしで、私はそんな旦那に呆れて&カリカリして、とっても疲れた〜(^.^;。しかし、子供のPasquale豊が一番偉かったよ。始めての電車、地下鉄、違った環境、雰囲気。建物内の強烈な暖房と外の風、など、結構赤ちゃんにはキツイこともあったのに(離乳食のミネストラもなしだったし)、一度もぐずることなくて、マジに偉かった〜〜(^O^)。父親も存分に見習って欲しいところだ(笑)。01/03/02記