まだ妊娠中の頃、お友達の家に行って、彼女の子供が生まれた時からのアルバムをしげしげと見させてもらった事があった。そしてビックリしたのが『はじめてのお風呂』とタイトルが書かれた写真。「生後8日目」という注釈もついている。
「な、なんで一週間以上たってから始めてのお風呂なの?」と聞くと「だってへその緒取れるまではお風呂は禁止よ!」と言うではないか(*O*)。日本では産院で沐浴毎日して、お母さんへの沐浴指導もある……と本で読んだばかりだったので、イタリアではへその緒取れるまでお風呂に入れないというのが衝撃的に感じた。「一体どうやって赤ちゃんの清潔を保つのだろう???」
さて、自分が子供を産んで、イタリア流で育児を開始する事になった。日本ではいたれりつくせりの、たくさんの育児に関する指導があるようだが、私の産院ではほとんどなかった。聞けば教えてもらえるという感じ…。ま、なんというか『聞けば教えてもらえるけど、聞かないと放って置かれる』というのは、何ともイタリアらしい。と、言うか外国ならよくあることかも。
日本は自分がボーっとしていても何でも教えてもらえるが、イタリア及び外国ならやっぱ自分で進んでアピールしないと放っておかれる。どちらがいいって決めつけるのは良くないけど、私は外国式の方が合理的でいいと思う。とは言え、ある程度基本的なことは一律にレクチャーがあった方がいいよね……。って、でもナポリ人は産院でレクチャー受けなくても、姉妹とかマンマ、叔母さん、従姉妹などなど、助産婦さんなんかよりずっと頼りになる先輩達がいっぱいいて、必要なことをなんでも教えてくれるから、産院での指導なんて必要ではないのだろう。
ちょっと話がそれたけど、でも、そんなナポリの産院でもへその緒に関しては退院時に指導があった。小児科医との面談中に、助産婦さんがやって来て実地に指導。以下が、ナポリ流へその緒取れるまでのお手入れ方である。
●クリップで留められている短く切られたへその緒、
その付け根を丁寧にアルコールで消毒する
●軟膏をまんべんなく塗る
●そして赤チンも仕上げに塗る
●使い捨てガーゼで全体を覆い、おむつにかぶせて出来上がり
ここでまたビックリ! なんと赤チンの登場があったとはっ(笑)。赤チンなんてもう20年以上使っていないような気がするけど…。でもでも、この懐かしの赤チンに随分悩ませられました(^.^;。塗る時にPasquale豊が激しく動くから、私の手が真っ赤っかになってしまった事もたくさん……(笑)。と、それはいいとしても、こういうケアをオムツ替えの度にするのですね。一日10回とか。だからマジ「赤チンに色がついてなければどれほど助かったことか??」と思う事が毎日だったよ〜〜。
そして、生後1週間から10日くらいでへその緒は、ポロっと自然に取れます。始めの頃は生々しいへその緒も次第に乾燥していって、枯れた枝みたいになってポロリと。そして、その翌日くらいからイタリアでは、ようやく新生児はお風呂に入れるのであった。

へその緒取れたPasquale豊。赤チン使用してるから、へそ周辺が赤いのです〜。
それにしても痩せている…。母乳だけで挑戦してた頃だったので激痩せ君です(^.^;
では、お風呂に入るまで、一体どうやって清潔を保ってあげるかというと、クレンジングクリーム様々なのでした(^O^)。コットンとクレンジングクリームをたっぷり使って汚れを取るのだ。私の場合はジョンソン使用。ほ〜ら、あのピンクのボトルのジョンソンベビークリームです。私は日本でアレをメイク落としに使っていたことがあるけど、メイクも落ちるんだから、新生児汚れだって勿論っすよぉ〜!! 裸にしたベビーの体全体、コットンに含ませたクリームで汚れを取ってあげるんですな。
むろん、お水で洗い流してあげたら気持ちいいだろうとは思うけど、イタリアでは禁止されてることだから、私も沐浴はキッチリへその緒取れるまで待ちました。でも、クリームでも清潔になったし、今でも沐浴では落ちない汚れもあるし、クレンジングクリームは毎日大活用してます(^O^) 19/11/01