この、主婦コーナーに『買い物』というコーナーを設けました! 毎日のお買い物も、非常に重要な主婦の仕事ですからね!!(^O^) しかし、ナポリ主婦の買い物は、普通のそれとは全く違いますっっ! そうさねー、一言で言えば、ナポリ主婦が買い物に出かけるのは、戦<いくさ>に出かけるのと同じことというか、なんというか。そう、ナポリ主婦にとっての買い物は、ある意味バトルなのですっっ!!(笑)
バトルの意味に入る前に、こちらでの買い物システムを見てみましょう。私がミラノに住んでいた時、買い物は全部スーパーでしていました。だいたい個人商店なんて少なかったし、地元の方々だってスーパーで買い物。野菜や果物だって、八百屋に比べてスーパーの方が安かったから買っていました。ま、東京でも全部スーパーで済ませていたしね〜。
そんな私がいきなり『餅は餅屋』なナポリに来てしまった! スーパーはあるけれど、野菜や果物は八百屋で、肉は肉屋で、魚は魚屋で、パンはパン屋で、チーズはチーズ屋で……などと見事に細分化された社会に来てしまい、始めは「面倒くせ〜〜〜!!(≧ε≦)」と思っていました。
それにお肉1つ取っても「鶏肉はあそこ。ウサギはあっちの店がいいわ。子牛ならここね。」とか評判があるし、チーズでも「リコッタはあそこの方が良質。モッツアレッラもあの店がいいわ。ちょっと遠いけど歩く価値あるわよ」とか、なんかもー色々あるので、食品の買い物に行くだけで、5-6カ所行ってもそれでも足りない……ようなこともあるわけです。
しかし、そういう生活にも慣れました。確かになんでも置いてるスーパーより、それだけに拘った個人商店の方が品がいいし、それにお店によっても違いがあるのも、何年も住んで比べてみたら分かります。だから今では「やっぱりあそこで買うのが一番ね!」とか言って、毎日毎日あっち行ったり、こっち行ったりしております。
でも! そんな私でも、ど〜〜〜〜しても完璧に馴染めないことが。今まで10年ナポリで買い物して来て、10年たっても50%程度しか対応してない事象があるのです。それが前記した『ある意味のバトル』なのであります〜〜〜。
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私が贔屓にしている八百屋の看板には『正確な計量』『明朗会計』とある。それらを堂々大文字で書いてある。「ボッタクリバーでもあるまいし、わざわざ明朗会計なんて書かないといけないわけ? それに正確な計量って何よ?」と思っていた私ですが、こういうことを、店の看板に堂々と書くということ、それを謳い文句にしているということは、そうでない店が多いからだということ! そうです、ナポリの個人商店は、正確な計量をしない&明朗会計でないお店が多いのです!!
スーパーのようにパックに入って、値段もすでに表記されてある物なんて、個人商店には一切ありません。キロ幾らと表示された値段板が唯一の正直物(笑)。でも、その板がない品目もあったりする。それに値段表示があっても確認しないとヤバイことになります。
| ナポリ主婦の買い物4大チェックポイント |
| キロいくらか、値段をはっきりチェック! |
| 価格変動の激しい野菜などの価格は、表示があっても、必ず口頭でも確認すること。昨日までの高い価格を言われたりして損することもあるので。そして他の店より高い時は「なんでこんなに高いのか?」とちゃんと確認すべし。 |
| 詰め込んでくれた物が痛んでいないかチェック! |
| お肉でも魚でも野菜でも、出来る限り自分で物を選ぶように。店員に頼んだら古い物を入れられてしまうからです。へなへなに萎れた野菜を平気で売るお店も多いので、黙っていては、そういう古物ばかり買わされて、捨てるハメになることもありますから! カウンター形式のお肉屋&魚屋でも指を指して「あれ!」「その固まりのところ!」と指示すべきであります。 |
| 計量は正確か |
| 400グラムを500グラムに換算してしまうのは日常茶飯事。計量の時もアナタが横にいて、キチッと確認すべし。それから「500グラムちょうだい」と言っても、店員は、多く売りたいから600とか700とか800グラムにしてしまう。それ故に逆を言って500グラム必要な時には400グラムとか少な目に言うべし。しかし面倒でも「500ぽっきりよ! それ以上はいらないからね!」「あ、なんで650も乗せるのよ! 500って言ったでしょう??」とキッチリ抗議してこそナポリ主婦である(笑)。 |
| 会計時に適当に切り上げられてないか必ずチェック!!!
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| 普段、何事にものろのろなナポリ人なのに、何故かお会計は早い…。それは何故か、時に適当に勘定しているからだ!(笑) 面倒でも「トマトは1キロだからいくら、リンゴが2キロでいくら、レタスが2個だからいくら……合計いくらになります」と言わせるようにすべし!! 「でも〜そんな事相手を信用していないようで出来ない!」というアナタはすでにナポリ主婦失格。ナポリでは『先ず人を疑え』という言い伝えがあって、それは真実です(^.^;。適当に計算されて正規よりずっと高いお金を支払ってはワル店員の思うつぼ! しつこいほどにアナタが確認をしないといけないのです! |
ちなみに、私は珍しい東洋女性なので、たいていの店員が妙に親切(笑)にしてくれるから、あまりこういう被害に遭ったことはないのですが、行きつけの所じゃなくて、新しいお店に行って、感じの悪すぎるオバサンや野蛮なだけの青年にあたってしまうと、「さっさとゴミ箱に捨てろ〜!」と叫びたくなるものを平気で詰めたりするし、もードンドコ詰め込んで言った量の2倍以上になることも。して会計も適当に切り上げて請求されることは何度も体験した。
ナポリ主婦何十年の私の姑はそういう被害に毎日のように遭っている。さすがに行きつけの所ではないが、安く良質な物を探して買い物に走り回るマンマは、新しい場所に行くと一度は洗礼に遭ってしまう。でも相手より役者が50くらい上なので、私が上記に書いた対処方法を見事にパパパとやってのける。それを何度も見ると、くだんの店員も『このシニョーラはうるさいタイプだぞ。気を付けないと……』と、幾分真面目になるのだ。
そんなこんなしながら、安く美味しい食材を求めて右往左往するマンマであるが、根っからのいい加減さを持ち合わせたお店や店員というのがある、いる。何度マンマや他のたくさんの主婦たちがナポリ主婦的抗議をしても思い直さず、新鮮でない物や賞味期限切れてる物を売る店や、倍量までの計量や、好い加減な勘定を、サイアクの態度でする店員が……。
「これらのレタス、み〜〜んな萎びてるじゃない?? こんな物を売っているの??」「私が行けなかったから主人に買わせに行ったら腐ってるタマネギしか詰め込まなかったわね!!」「おつり貰うのに、こっちはずっと待ってたのに『まだいるのかよ』みたいな顔しておつりを投げることはないでしょうーが!」「500グラムと言ってるのに、どーして700グラムの生ハムを切るの? 一体これで何度目??」
例文を出していたら何万ページにもなってしまうほどだが(笑)、このように、いくら言っても聞かない&変わらないお店や店員には、マンマはさじを投げる。『もう絶対にアンタの店なんかに来ませんっっ!!』と啖呵を切って……。故にマンマは、徒歩5秒のお店で買えるレタスをわざわざ徒歩5分かかって行ったりとか、そんな事が多い(^.^;。
して、賞味期限切れ寸前や後の食品を多く置くミニスーパーが、店頭でモッツアレッラのイベントをしていて『当店のモッツアレッラは新鮮で、こ〜んなに美味しいですよー! どうぞ、ご試食を〜!』とキャンギャルも来て大々的にやっていた所を通ったマンマは、日頃の恨みをどーしても言葉にしないとすまなかったのか(笑)、「てっ、何ぬかしてるのかね〜!! この店の商品なんて全部賞味期限切れさ。このモッツレッラだって1ヶ月前の代物かもね〜!!!」とキャンギャルより3倍の声で叫んだそうだ……(^.^;。
ホント、ナポリ主婦にとって、買い物は「今日は○○と××を買いに行かないとね♪」ってなことじゃ絶対に済まない。はちまきでも締めて気合いを入れて「うっし!!今日も戦、開始じゃ〜!!」と出かけないといけないのである(笑)。11/07/02