40代に入ってから住宅ローン25年組んで購入した(笑)マイホームの詳細や、以前住んでいたマンション、友人宅のステキな家具なども紹介していきます!

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 ベビーベッドを買うための数々のハードル(^.^;

ベビーベッドの候補を挙げてから早数ヶ月。いや〜この間に色々ありましたよ!! マジ、ホント!! 「はい、コレが欲しいです」「そうですか、ではどうぞ!」という世界ではなかったのだ〜。ここではベビーベッドをゲットする前に越えて来た数々のハードル(←大袈裟:笑)を詳しく説明していこうと思う。

 候補を挙げたけれど、私の中ではカラフルなベッドのTATI社製品に決定していた。で、カタログなどには値段が書いてないから本社までわざわざ電話して値段を聞く。私の好きなモデル:OIBO(棚付きのやつ)は、なんと2.350.000リレだったのだ! 10数万円という所か。しかし日本の物価で考えて欲しくない。

 2.350.000リレというとナポリの一般職30代お父さんの1ヶ月分のお給料ってな感じでもある(むろんそれより高い、安い人もいるが、一般職の平均か)。だから日本の物価の感覚の2-3倍程度と考えて欲しい。だから「幾ら将来はベッドになると言っても、かなり高いぞ!」というのが正直な感想だった。

 そこで第二希望の黄色に木目のベッドの値段を聞くためにPALI社へも電話。こちらのは多少安めで1.700.000リレ程度だった。一般的ベビーベッドなら500.000リレ出せばOKなのだから、やっぱりそれでも高めではある。

 でも私はTATI社のOIBOに、現物を見ていないのに関わらず、ぞっこんになっており『OIBOの為なら幾らでも払ってやる〜〜(@_@;)』という感じだったけど(笑)、それを止めたのは旦那だった。ケチケチ会計士の旦那は「幾らなんでもそんな大袈裟な値段は出せねーよ」と私を制し、しかし彼もカラフルOIBOが大好きなので、似たようなベッドはないか、探すことになった。

 しかし、探しても、似たようなのはない。と、いうか、こんなにカラフルでPOPなベッドを出しているのは、イタリア広しと言えど、TATI社だけだとか……。多少カラフルなのはあっても、デザイン的に2流っぽかったりして、満足いく物が全然見つからなかったのだ。やっぱデザインにもお金を充分使ってるだろうからTATIの値段は決して『バカ高い』訳ではないよな〜って感じ。

 だから、もう「幾らでもいい。TATI社の物、買います!」と覚悟を決めた。でもでも、将来普通のベッドになるOIBOは異常に巨大なので、TATIでも棚とかついていない普通サイズのベッドにしょうと思っていた。候補に挙げていた物の他にもまた最近たくさんのニュータイプが出ていて、欲しいな〜♪と思うのが3つも4つもあったのだ(^O^)

 が、しかし……。予想もしていなかった事態、起こる。なんと、ナポリでTATI社の物を扱っているのは、たった1軒のお店しかないとのことだったのだ!!

 何故ナポリで一軒しか扱うお店がないのか…というと、多くのナポリ人って非常に保守的なので、POPな物を望まないのだ。これは、何もベビーベッドだけはなく他のことでもそうだったので、今度項目を新たに書こうと思っているけど、たくさんの会社の製品を扱う我が町のベビー家具店店主に聞いても「TATI社の製品を仕入れても売れないに決まってる。南の人間はどこまでも保守的で、ベッドは木製か鉄製のクラシカルな物だと思っている。俺はそれでも幾つか、多少POPなのを仕入れたけど、全然ダメだったよ。だからそれよりもっともっとPOPなTATI社の物入れたって無駄に決まってるから…」と語ってくれた。「う〜〜〜ん、確かにそうだわな。」と、私は激しく同感した。

 でもたった一軒でもあるんだから、そこへ行こうとしたのだが、旦那が『大工さんに注文する』解決策も考えた。大工さんにオーダーメイドするなんて、話がドンドン大袈裟になっていったが、とにかく大工さんに我が家に来てもらって、写真を見せながら話をする。

 大工さんも巨大なOIBOをそっくりそのまま作るのは勧めなかった。OIBOデザインで、普通のベビーベッドを作るという話になっていったのだが、大工さんの率直なアドバイスは「何も数年間しか使わないベビーベッドにそこまでする必要はないでしょ。今は適当なの買って、数年後に、ちゃんとした、希望通りの子供部屋を作ればいいんだからさ。」と。

 確かにそうなんだよね〜。でもでもごく普通のベビーベッドには、どうしてもPasquale豊を寝させたくないと思った。木製で品質も最高、何も申し分ないベッドは幾らでもあるけど、そんな普通のベッドには寝て欲しくない。歩き始めるようになってから、彼が自分のベッドを見て「僕のベッドは特別だな!」と思うような、そんなベッドに寝かせたいと思った。

 やっぱ私もデザイナーだし、心が育まれる小さな内から『良い物』『良いデザインの物』と共に過ごして欲しいと切に思うからであった。だから、周りの皆が「今は普通のベッドで、後数年後に…」とか言っても、どうしても私は拘りたかった。して旦那も、私の意見に賛成だったし、ようやくナポリでたった一軒のお店に行くことにしてみる。

 が、しかし……またしても新たなる事態発生!! そのお店にちゃんとTATI扱ってるか確認の電話を入れると「でももう取引辞めます。今、お店に残ってる2つの現品しかありません」と言うではないか〜〜〜〜(T_T)

 一体どうしたことやねん? やっぱナポリじゃ売れないのか?? と思ったが、実際に行って、お店の人に話を聞いてみると「いや、実は、TATI社の管理が最悪なんですよ。一番ヒドイのは納品の遅れです。まあね、私達イタリア人は普段から時間的にきちっとはしてませんが、1ヶ月で納品すると言ったのに、2ヶ月や3ヶ月になることがあるんですよ。こちとら赤ちゃん相手の商売でしょ? 1-2ヶ月遅れるだけでたいへんな騒ぎになるんですよ。そんなこんなでもう取り引きするのもうんざりなので、今週の月曜をもって辞めました。」ううう、マジに超意外な事実が発覚(^.^;。ナポリ人が嘆くほど、TATI社はいい加減なのか???(笑)

 でも、そのお店に残されたTATI社の2つのベッド:OIBOとSUPERBEDは、やっぱ素敵だった。当初の候補OIBOより、ニューデザインのSUPERBEDは、その名の通りスーパー!(☆o☆) で『もう、これを見てしまったら、他は考えれないでしょ!!』ってな位、私は惚れてしまった。じゃ、それを現品で買えば?って事になるけど、SUPERBEDも『将来は普通のベッドに』なので、巨大なのだ。

 これじゃ、私達の寝室に置くのは絶対に不可能。今すぐに子供部屋を用意しないといけない。まだ数年は親と一緒の部屋で寝かせたいと思う私は、諦めざるを得なかった。デザインは最高だけど、それを優先して子供部屋に一人寝かせようとするまで、私はデザインバカ?ではないからね(^.^;。

 で、そのお店にある100以上のベビーベッドを見てみる。非常にクラシカルで綺麗な物や、アイデア的にいい物はあるんだけど、どーーーーーーしても私の心をくすぐらない。100以上のベッドを見ても「ふ〜ん」とも「あ〜ん」とも思わなかった。はっきり言おう、会社体制は最悪かもしれないが、TATI社、デザインは群を抜いて一番だ! それ以外の会社には用はないのよ〜〜〜〜!!

 もう、この辺で私の心の中は「やっぱ大工さんに頼むしかないか」となる。でも大工さんに頼むと数週間はかかると言われたので、まだ先になってしまうな〜と思った。で、そのお店の人が「ナポリでは私達のお店だけだけど、もしかしたらカゼルタやベネヴェントとかにTATI扱ってるお店はあるかもしれないですよ、聞いてみたらどうですか?」と言ってくれたけど、あるかどうかも分からないし、あってもきっと注文って事になって、普通の家具の注文でもたいてい一ヶ月みておかないとならないのに、そのお店の人がいうように納品の遅れが酷いのなら、もっともっと先になってしまう。大工さんに頼んだ方がむしろ早くなるかもしれない。でもそれでも数週間、いや、多めに見て一ヶ月と考えた方がいいな…と、頭の中でグルグル思考が巡った。

 しかし、そこでPasquale豊の顔をジックリ見た私。異様に成長している彼は、3ヶ月の前から9か月用の服を着るほど巨大だし(笑)、CULLAのままではどうしても窮屈そう。 一日でも早くベッドを用意してあげないと、可哀想な気がしていた。

 だから『大工さんに頼もう』と声が喉まで出かかったのを止めて「これにしよう」と、妥協案?のベッドに頷いたのでした〜(つづく)。21/12/01