教会での式が、公民館級?(笑)の物なら、じゃ、披露宴は、ちょっとはゴージャスに…と、いきなり意向変換の私(^.^;。いろんな人に話を聞きながら、場所を見つけていきました。式はナポリで行っても、披露宴は郊外でやる人も多くいます。海沿い、及び内陸に入って小高い丘で…。いろんなスタイルが選べましたが、私が重要視したのは、場所はどうでもあっても、その施設自体が由緒ある所、料理は最高、従業員のサーヴィスが良質…などでした。
お金を出せば、幾らでも私の希望を叶えてくれる場所はあります。ナポリ市内の高級地帯の海沿いで、由緒あるヴィッラ。料理もサーヴィスも満点〜〜♪…な所は数多くありますが、でもお値段が…(^.^;。しかも私達は簡素な披露宴で、招待客が5-60名だったので、普通100人から2-300人までにもなる披露宴ではなかったので、そんな場所を借りる事すら出来ませんでした。
他にも海沿いの、郊外のレストランを回ってみましたが、全く由緒の欠片もない、ただ単に『お祝い用スペース』となってる所が多く、これじゃ披露宴するのが間違いやんけ…って思う程にヒドイ所も多かったです(^.^;。従業員も近所の若者を雇うようで、サーヴィスなんて感じは全然ない!! ドンドン来る料理の内容すら知らない、しかも換え用のフォーク&ナイフを置く時にテーブルに投げ捨てるように置く人達もいます。そんな態度の所では、絶対に披露宴なんて出来ない!! 披露宴をやる以上は、ゲストの方々にも気持ち良く居て欲しいと思いますからね。でも、理想の場所がなかなかない…。まぁ、私の理想も、出すお金に比べては、あまりに高すぎたのですが(笑)、でもでも、神は私達を見捨てはしませんでした(^.^;。
旅行代理店をしてる旦那が、同じ頃、ナポリの旅行会社に、私達のハネムーンについての相談(と、言うか仕事関係者なので、どこまで割引が聞くか?)の話をしていたのですが(笑)、旦那がその会社の経営者に「披露宴の事ですったもんだがあって。アキはうるさいので、なかなか決まらないんだ…」と、こぼしたそうです(^.^;。で、私の事も知っている旅行会社のオーナーさんは「アキは一体どんな披露宴を望んでいるのかい?」と聞くと、旦那は「とにかく建物が由緒ある事で、海も見れるのが条件、しかも万全のサービス。」と、素直に言ってみたならば、「それは、ウチが持ってるヴィッラに最適だよ!!」と、話を持ちかけてくれたのです。
そこは、ナポリの高級住宅街のポジーリポと、私が昔住んでいたヴォーメロの境にある、旧伯爵邸でした。海沿いではなく、小高い丘ですが、卵城も遠くから眺められるような感じ。その伯爵ヴィッラを、その旅行会社が買い取り、今はコンベンションやら結婚などのお祝いに使われる施設にしていると。一般には開放してないけど、お料理とサーヴィスは自慢だとか…。しかも本来なら100人以上から…という規定があるけど、私達の5-60人でも受け入れてくれる…との事。パンフレットを見ると、とっても素敵でゴージャス!! でも自分の目で見るまでは…と思っていましたが、旦那はもう勝手に予約を入れており、メニュー決めで、私は始めてそこを訪れる事になりました。
車の中で「何よ、私に黙ってさっさと予約入れちゃって! もし気に入らなければどうするの?」と旦那に抗議。でも旦那は「大丈夫だって。それにアキが望むような場所はもう他にはないと思ったから…。」と。私はまだ一人でブータラと愚痴をこぼしていましたが、車が止まり旦那に「ほら、あそこだよ!」と言われて、門から少しだけ見えるその建物を見た途端「きゃあ〜〜!!素敵〜〜〜♪♪」と、いきなり手を裏返したかのように有頂天になってしまいました(^.^;。
内部に入って見ても、素敵度は最大級!!(笑) さすが元伯爵邸というだけの事はある、歴史を感じる素敵な空間でした。「こんな夢のような所で披露宴出来るなんて!!披露宴アリにして良かった…。」と、これまた当初の思惑をスッカリ覆し、ドキドキワクワクになってしまいました(^.^;。
さて、アポを取っていたメニュー決めのお相手をして下さったのは、そこのオーナーであり、旅行代理店のオーナー氏のお姉さま:素敵なマダムでした。ナポリ人と思えない程に(笑)エレガンテな女性で、私もなんだか緊張…(笑)。とは言っても、メニュー決めを殆ど私が仕切ってしまい、そのマダムさんに「あら、東洋の女性は大人しい…と思っていたけれど、アキさんはそうではないのね?」と笑われてしまいました(^.^;。
メニュー決めですが、数ヶ月前に予約でしたが、私達の挙式予定の10月28日の秋メニューというのはすでに決まっていました。前菜もプリモもセコンドも10種類以上ありますが、その中からゲストの好みやご予算に応じて決めていく訳です。もちろん、決められたメニューとは違う物も可能なら応じて貰えます。
一般的な結婚披露宴のメニューというのは、先ず着席前の数々の前菜、つまみに始まり、着席後、本格的各種前菜、プリモ2品、魚料理、口直し、肉料理、そして付け合わせ、果物、ドルチェとなりますが、私達は簡素な宴をしたかったですし、メインは魚のみで、肉はパスという事になりました。(私は肉派ですが、ナポリでは肉か魚を選べと言われれば、やはり魚の方が皆から珍重されます)それら一つ一つのメニューをマダムにお話を聞きながら、入念に選んでいきました。
おかしかったのは、ドルチェ決めです。いわゆるケーキカットもしますが、私は辛党。しかも普通のナポリドルチェは、普通の甘党日本人でもビックリな程に、激甘(^.^;。いろんな可愛いケーキの作例数々を写真で見て、どれも見かけはラブリーですが、果てしなく甘そう…(^.^;。マダムに「一番甘くない物はどれでしょうか?」と聞く有様。そんな難問?にマダムがオススメしてくれたレモンのケーキを選びました。でも私はマダムにしつこい程に「激甘ではないのですね?確かですね?」と確認しましたが…(笑)。
そしてマダムにゆっくりと建物内部とキッチンも案内いただき、シェフとの対面も。私達と同年代の若いシェフさんでしたが、マダムが「彼はとっても才能があるんですよ。だからアキさん、貴方のご家族も本当に美味しいイタリア料理に舌鼓を打つ事間違いナシですよ!」と太鼓判を押されていました。そしてシェフさんが「あの〜、アキさん。今日、日本の貴方がやって来ると聞いて、是非お伺いしたい事があったのですが…。」と切り込んで来ました。私は「一体何??」と思いましたが、「いや、実は氷の彫刻の事で。私どももやっているのですが、日本が一番と聞いています。北海道の雪祭りの映像をいつも感心して見ています。そして専用の鋸もあるとか…。申し訳ないですが、専用の鋸、値段など分かれば教えていただけないでしょうか?」と。日本の意外な事が注目されているんだな!!と、私も感心して「いいですよ、式前に東京に戻りますから、その時に聞いてみますね!」と答えておきました。
最後にもう一度、マダムと話し合い。式一ヶ月前にもアポは取られるのですが、その時は私は東京に帰っているので、旦那のみが来る事になります。私が行くのはそれが最初で最後になるので、マダムと充分過ぎる位に色々お話をしました。念を押したのは「式の翌朝に日本からやって来る家族が帰るので、遅くまではしたくない。簡素化披露宴だし、どうにか最長でも4時間程度になるように配膳などを調整してください。」と言う事でした。
…でも結局は6時間以上になってしまったのですが(笑)、当日のお話はまたジックリと。次回からは、他にもゴマンとある用意のお話をしていきます!(05/09/00)