3ヶ月コースで予約&支払いしたミラノの語学学校を一ヶ月前後で辞めてしまった私が、ナポリ市内での住居探しの為と『とりあえずやる事を作ろう』という不純な理由のみで(笑)、再びナポリの語学学校に通う事になりました。
実は私は朝寝坊で、ミラノの学校で9時開始のコースになったのを、無理に11時のコースに変えてもらった程。ミラノでの仕事も正午までに出社すればいいフレックスだったので、なんとか続けられたのでしょう(笑)。でもナポリの学校は、9時から1時まで(途中休憩アリ)の4時間コースしかなく、毎朝起きれるかなぁ〜?と不安…。また、どうせつまんなくて朝寝坊しちゃうかも…。一週間もてばいいかな?と、予測していました(笑)。
でも、そんな不安を吹き飛ばしてくれたのが『朝のコーヒー』。ホームステイ先の末っ子:ガルリエッラちゃんが「アキ、おはよう!はい、コーヒーだよ!」と毎朝ベッドまで運んで来てくれました。ううう、まだ眠いよぉ〜と思っても、彼女の無邪気な笑顔を見ると、いきなり目が覚めてしまいました(笑)。そして大学に通う長女のティツィアーナと途中まで一緒に通学する日々が続きました。
先ず初日。クラス分けのテストがありました。初心者を除いて、ある程度イタリア語を学んで来た人には、筆記と面接がありました。ミラノですでに10ヶ月の滞在をした私、どうやら筆記はサイアクの結果になったようですが(笑)、面接で自分がミラノで働いた経験やナポリへの想いをべらべらとまくしたてたせいか、翌日行くと、最上級のクラスに入る事になっていました(笑)。
日本人は学校全体でも私を入れてたった3人でしたが、今度はドイツ人が2/3以上を占めていました。私のクラスも半分以上がドイツ人。後はオーストリア人、ブラジル人、プエルトリコ人、ギリシャ人、そして私ともう一人の日本人女性。
この日本人女性の方とギリシャ人の奥様は、すでに数年滞在されていて、他の人達は大学でイタリア語を学んで来た人ばかり…。
授業のレベルは大変高く、話すのは平気でも文法的には独学だった私は、すぐに落ちこぼれになってしまいましたが(笑)、クラス全体の雰囲気が良く、分からない事があると先生だけではなく、他の生徒も一緒になって教えてくれたので、なんとかこのクラスに居残る事にしました。
それに授業以外のレクチャーやイベントもたくさんありました。ミラノでの学校では全くなかったのですが、この学校では無料で歴史や美術、お料理などのレクチャーが午後にあり、ナポリ市内の歴史的建造物の散策会なども頻繁に行われていました。それも観光客が行く名所などではなく、普通に歩いていたら見落としそうな建造物や一般家庭の古い建物などを見て回れたのです。
学校嫌い&朝寝坊の私が一ヶ月コースを終了出来たのは、ガブリエッラが運んでくれる朝のコーヒーと、とっても良い雰囲気のクラス、レクチャーや散策などの魅力のお陰かもしれません(笑)。それにレクチャーは学校全体なので、他のクラスの人達ともすぐに仲良くなる事が出来ました。ドイツ人女性達と踊りに行ったり、彼女達が滞在する女性共同マンションでのホームパーティーも随分しました。
ドイツ人は非常に向上心の強い国民。各国の言葉を覚えて、自分の能力の一つとして仕事などに活かしていきます。ですからイタリア語初心者でも、出来るだけ自国語は話さず、一生懸命イタリア語を話して、習得しようと努力します。そんな彼女達の『言葉習得に対する姿勢』を見れたのも、私にとってはたいへんプラスになりました。
ナポリの学校一ヶ月間は、全てにおいて大満足!だったのですが、一つだけ『?』な事も…。授業の先生は一人ではなく、二人交代で担当されていました。女性の先生はユーモアがあってサイコーでしたが、男性の先生が…『うだつの上がらないナポリ男』みたいな感じで(笑)、なんとなく不満! しかも途中から殆どやる気ナシ?の態度をあからさまに見せて、映画のビデオを流すのみで、後で皆で感想を言い合う…とか「これってば授業じゃなくて映画鑑賞会じゃない?」って感じに。
でも映画ならまだいい…なんとこの先生は、イタリアポルノ男優のロングインタビューを見せておいて、終わったら「さぁ感想を!!」(笑)。男性が二人しかいない女性中心のクラスだったので、「感想を」と言われても皆無言…。でも先生は「ね!オモシロイでしょ?こういうのも。大人気なんだよ、この男優!! でも色々ポルノスターにも苦労があるみたいだねぇ〜!」って一人で勝手に盛り上がっていました(笑)。
クラスメートのギリシャ人の奥様とも個人的に交流を深め、一緒にランチをしたり、ご自宅にお呼ばれもしました。ご主人はエジプト人でお二人で若い時からアメリカ在住。お仕事の関係でその数年前からローマ→ナポリと移住なさったようでした。お宅はナポリ市外のポツオッリという所にあり、プールもある大豪邸!!「アキ、夏には水着持って遊びにいらっしゃいね(^.^)」と言ってくださり、私は「来ます!来ます!イヤと言われても来ちゃいます!!」と、猛烈返事をしていました(笑)。
豪邸と言えば、クラスメートのドイツ人女性のホームステイ先にも遊びに行った事がありましたが、ナポリ市内の豪華マンション。あてがわれた部屋は30畳はある! しかも巨大なテラスがあり、都会のオアシスのような感じ(笑)。「いいなぁ!こんなお家に紹介されて!!」と私は羨ましく思ったのですが、聞いてみると食事は完璧に別だし、家族の外出時に彼女を誘おうとせず、キッパリ割り切ったホームステイ生活とか…。
私のステイ先は山の手といえど、普通のマンション。それにお部屋も本来はガブリエッラの部屋を空けてくれて使わせてもらってる小部屋…。でもでも食事を一緒にし、週末のお出かけ時には強制的に?連れて行かれるし、本当に家族の一員としての対応をしていただいたので、大感謝!
豪邸を見て「いいなぁ〜♪」とは思っても、家に帰れば「アキーー!!お帰り〜〜〜!!!今日は何したの?」と笑顔で迎えてくれる家族を見て「私には豪邸より、こっちの方が絶対にいいわ!!」と思ったのでありました(笑)。25/02/2000